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動詞完全マスターへの道!基本的な文を作ってみよう!ポイントは順番と動詞の形!【ここで差がつく!文法解説シリーズvol.5】

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こんにちは。現役英語教師のサーです。

 

前回、動詞は「主語の位置に置かれる名詞の種類」と、「その出来事が起きた時」によって形を変えなければならない時があるということをお伝えしました。

 

elle-1103.hatenablog.com

 

どんなに難しい英文でも基本的には同じ構造を持っているので、今回お伝えする文の作り方をもとに基本的な英文を作れるようになれば、それが英語力上達の第一歩となります

 

さらに、その基本の英文の作り方をしっかりとマスターしておくことが、これから英文を「読む・書く・聴く・話す」の全てにおいて土台となるのです。

 

基本的な英文の作り方を曖昧にしたまま先に進むと、必ずどこかでつまずいてしまいます

 

しっかりと理解した上で、一歩一歩進んでいきましょう!

 

では、英文の作り方を説明します。

 

その前にもう一度、下の赤い枠の主語のグループを復習しておきます。

 

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英文を作るときは、基本的にこの主語のグループは常に頭において文を考えなければなりませんので、間違えずに英文が作れるようになるまではその都度見返すようにして下さいね。

 

1  基本的な英文の作り方

 

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当たり前のことですが、日本語と英語は違う言葉です。したがって、文の組み立て方も異なります

 

言いたいことを英語で相手に伝えるためには、日本語から英文が作れるようにならなければなりません。

 

日本語と英語の文の構造の違いを知って、組み立て方を理解すれば、案外簡単に英文は作れてしまうものなのです!

 

では、まずは文の組み立て方について説明します。

 

✔︎ 語順を変える

 

英語を組み立てるときは、日本語とは違う順序で単語を並べます。

 

日本語と比較しながら、英文を作る語順ルールを覚えましょう。

 

「私は図書館で英語を勉強します」という日本語を英語に書き直していきます。

 

下の図を見てください。

 

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この図のように、主語以外のものが前後ほとんど入れ替わってしまいます。 

 

日本語は先頭に主語、文の最後に述語をおくルールで文を作りますので、「どこで」や「何を」にあたる語は、すべてその2つの間に置かれるような仕組みで文を組み立てます。

 

一方で、英語では主語の次には動詞を置くというルールがあります。その後に、「何を」や「どこで」などを付け足していき、文を詳しくしていくのです。

 

共通しているのは、主語を先頭に置くということだけで、あとはごっそり位置が変わってしまいますので、並べ方に慣れておきましょう。

 

ちなみに私の場合、普段から英語を教えている影響もあるせいか、よく日本語の語順が英語の文のようになってしまうことがあります。

 

「昨日、寝ました。9時に。」というような日本語になってしまうときがよくあるんです。

 

英語の語順で考えるクセがついてしまっているのですね。

 

ですが、早く英語の文を間違えずに作れるようになりたい人は、逆に日本語の語順をあえて英語の語順に合わせて変えてみるのもいいかもしれません。

 

そうすれば、日本語を通じて英語の語順に早く慣れることができますよね。

 

✔︎  動詞の形を変える

 

ここでもう一度、赤い枠の主語のグループ分けを思い出しましょう。

 

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文を作るときは、主語をよくみて動詞の形を変えるのか変えないのかを判断して下さい。

 

主語が(3)のグループに当てはまり、さらに数が1人または1つの場合は、動詞の形を「動詞の最後にsまたはesをつけた形」に変えなくてはならないというルールがありますので気をつけましょう。

 

以上の2つのポイントをおさえておけば、簡単な英文ならすぐに作れるようになります!

 

2 「〇〇は〜します」の作り方

 

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先ほど説明した通り、主語の後に動詞を置き、その後に「何を」にあたるものや、「いつ」「どこで」などもっと文を詳しくするための要素を続けて置くと英文が完成します。

 

そしてもうひとつ注意しなければならないことがありますね。

 

主語によって動詞の形を変えなくてはなりませんので、赤い枠の主語のグループも意識しておいて下さい。

 

では、実際に英文を作ってみましょう。手元に紙とペンを用意して下さいね!

 

●「私」が主語のとき 

 

「私は毎朝、朝食にご飯を食べます」という英文を作ってみて下さい。

  

赤い枠の中の主語のグループを思い出して、動詞の形に気をつけましょう。

 

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英文は作れましたか?

 

では答え合わせです。

 

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主語である「私」の後には「〜を食べます」の動詞を置くという順番は必ず守って下さいね。

 

その次には、「何を食べるか」にあたる「ご飯」を置き、その後は「朝食に」「毎朝」が続くと完成です。

 

● その他の主語のとき

 

それでは次に、別の主語に変えて文を作り替えていく練習です。

 

先ほどの英文の主語を、次の①〜④にそれぞれ書き換えてみましょう。

 

① 「私たちは毎朝、朝食にご飯を食べます」

 

② 「あなたは毎朝、朝食にご飯を食べます」

 

③ 「私の父は毎朝、朝食にご飯を食べます」

 

④ 「その子どもたちは毎朝、朝食にご飯を食べます」

 

主語が変わると動詞の形も変えなくてはならないものがありますから、ここでもやはり赤い枠の中の主語のグループをもとに、主語をよくみて動詞の形を決めるようにしましょう。

 

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①〜④まで、全部書けましたか?

 

では、答え合わせです。

 

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③の動詞にはきちんとsがついているでしょうか?

 

③の主語はMy fatherですから、主語のグループは(3)にあたり、なおかつ人数は1人ですから、eatがeatsになっていなければ間違いの英文になってしまうので注意して下さいね。

  

まとめ

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どんなふうに英文を作ればいいか、理解いただけたでしょうか?

 

語句の順番を変えること

主語をよくみて動詞の形に気をつけること

 

この2つのポイントに注意しておけば、簡単に英文は作れるんです!

 

たくさん英単語を覚えて、英文に慣れるためにたくさんの文を作ってみましょう。

 

作り方さえ理解すれば、あとはくり返し練習あるのみです!

 

頑張って英文の語順と動詞の形の変化に慣れていきましょう!

 

次回は、疑問文と否定文の作り方について説明します。