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動詞完全マスターへの道!動詞について理解するための準備編【ここで差がつく!文法解説シリーズvol.4】

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こんにちは。現役英語教師のサーです。

 

英文を作るとき、主語と動詞はどんな英文にも欠かせない要素です。

 

日本語でも主語と述語が必要なのと同じように、英語も主語と動詞がなければ文として成立しないのです。

 

主語は「誰が」にあたる語で、動詞はその主語が「〜する」動作「〜である」状態を述べるときに必要な語です。

 

英語でも日本語でもこの主語+動詞(述語)があれば、最低限の文として成立します。

 

したがって、文を作るにあたり、動詞はとても重要な要素なのです。

 

主語はその動作を行う人物を表す名詞を置くのでシンプルなのですが、一方で動詞については特に注意が必要です。

 

動詞についてうまく使いこなせなければ、当然ちゃんとした英文を作ることもできません

 

その人が何をするのか・したいのかが伝わりませんので、言いたいことを相手に伝えることもできないのです。

 

さらには英文を読むときですら、その機能を理解していなければ正しく読み取ることもできないかもしれません。

 

文に欠かせない要素ということは、それだけ文の中できわめて重要な役割を持っているため、英語力上達には欠かせないのです。

 

今回は、英文を組み立てる上で重要な動詞について、基礎の基礎となる大事な知識をお伝えします。

 

1  動詞の基本的な働き

 

動詞は基本的には主語の後に続くもので、主語とともに英文の中で欠かすことのできない要素です。

 

動詞は「〜する」という人の動きを表したり、「〜である」という状態を表したりする働きを持っています。

 

英文の動詞は日本語の述語にあたるもので、日本語も述語がなければ文が終わらないのと同じで、英文の中に動詞がなければ何が言いたいのかわからない不完全な意味の英文になってしまうのです。

 

動詞が変われば意味も変わるので、単語の意味もしっかり覚えていくことも大切です。

 

したがって、英単語を覚えるときは、その単語が動詞としてどんな意味を持っているのかどんなシチュエーションで使われるのかなどを意識しながら覚えていくといいでしょう。

 

2  動詞の形を変化させるもの

 

主語は英文の先頭に置くだけでいいのですが、動詞に関してはただ置くだけではいけません

 

動詞は形を変えなければならないのです。

 

動詞がそのままの形で用いられることの方が少ないくらいですので、「動詞は形を変えるもの」という認識を持って、その変化に慣れていくといいでしょう。

 

動詞を変化させるもの、つまり動詞を使うときに注意すべき部分が2つあります。

 

以下の2点に注目しましょう!

  

 主語は誰を指しているかに注目

 

主語は動詞の形を変化させるもののうちのひとつです。

 

特に現在のことを表す動詞については、その動詞の前に置かれる主語が以下の3つのグループのどれに当てはまるか注目してください。

 

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主語が(1)と(2)に当てはまる場合、動詞の形は特に変化させる必要はありません

 

一方で、(3)に当てはまった場合は、次にその数にも注目してください。

 

その主語が2人や2つ以上(複数)なら動詞の形は変えなくて構いません

 

しかし、1人または1つ(単数)だった場合は、動詞の形を「動詞の最後にsまたはesをつけた形」に変えなくてはならないというルールがありますので注意が必要です。

 

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上の3つの英文はそれぞれ「リンゴが好き」という部分は共通していますが、主語が「私」「あなた」「私の姉」とそれぞれ異なる英文になっています。

 

3つ目の「私の姉」が主語の英文の動詞にだけsがついていますよね。

 

「私の姉」は、「私」でもなく「あなた」でもない人物ですので、先ほどのグループの(3)に当てはまり、さらに人数は1人(単数)なので、動詞の最後にsをつけなければならないという英語のルールが適用れるというわけです。

 

このように、動詞を置くときは常に上の赤い枠の中に示した3つのグループを思い出すようにしてください

 

そして、そのうちのどれを指す言葉なのかをしっかり見極めて形を決めるようにしてくださいね!

 

 

 「いつ」なのかに注目

 

日本語でその動作を「いつ」おこなったかを表したいとき、述語部分を変化させて表しますよね。

 

例えば、「私は朝ごはんを食べます」なら、「今から食べる」もしくは「習慣として食べている」という意味になります。

 

「私は朝ごはんを食べました」に変わると、今ではなく過去のことについて述べているとわかります。

 

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このように、日本語では文の最後の述語を「〜します」「〜しました」と変化させることで、表したい「時」を変えることができます。

 

英語も考え方は同じです。

 

日本語の述語にあたる部分は、英語では主語の次に置かれる動詞です。

 

その動詞の位置にくる語の形を変化させて、その動作や出来事が「いつ」起こったのかを表します

 

このように、その英文が「現在」「過去」「未来」などいつの話なのかは、動詞の形を変化させたり、または動詞に何かを付け足したりして表すことができます。

  

あまり知られていないのですが、実は大学入試センター試験や私立大学入試などにおいて、文法問題として出題される頻出項目のベスト3の中にこの「時の表し方」が含まれているのです!

 

つまり、動詞と「時」の関係を基礎からしっかりと理解することは、これからの大学入試に向けた受験勉強に直結するのです!

 

日本語と異なるところもありますので最初は少し難しいかもしれませんが、「その英文の内容はいつの話のことなのか」を表すのが動詞の形であることが理解できていれば大丈夫です。

  

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まとめ

はじめにもお伝えしたように、どんな英文でも必ず主語と動詞がなければ文として成立しません

 

英文を読み書きするときや聞いたり話したりするとき

 

全てにおいて動詞の使い方が正しくなければ、正しい意味が読み取れなかったり、相手に正しく伝わらなかったりします。

 

しかし逆に考えると、動詞を使いこなせるようになれば、英文を正しく読み取ることができ、英作文や英会話の上達にグンと近づくことができるということなのです。

 

これから数回にわたって動詞について解説しながらまとめていきたいと思いますので、ひとつひとつをしっかりと理解して動詞をマスターしていきましょう!