高1から準備!受験生になってから英語に苦労しないためのブログ

偏差値20アップも夢じゃない!圧倒的効率で英語の受験勉強ができるブログ

センター試験英語筆記198点をとった教え子も取り組んだ「英語の偏差値20アップを目指す勉強法」をお伝えしています!

動詞完全マスターへの道!表現の幅が一気に広がる!過去の英文を作ってみよう!【ここで差がつく!文法解説シリーズvol.7】

f:id:elle_1103:20201011080728p:plain

 

こんにちは。現役英語教師のサーです。

 

これまで、基本的な英文の作り方をお伝えしてきました。

 

elle-1103.hatenablog.com

 

単語を並べる順番とか、動詞の形を変えるとか、日本語と違うところがあって最初は戸惑ってしまいますよね。

 

でも、これらの成り立ちがしっかりと理解できていれば、それをベースに他にもいろんな英文が作れるようになるんですよ。

 

今回は過去のことについて述べるときの英文を作る時のポイントをお伝えしようと思います。

 

過去の英文は、現在ことを述べる英文と並んでよく文に登場します。

 

例えば長文問題で、物語のような英文が出題されているのを目にしたことはありませんか?


物語といえば、日本昔話を思い出してみてください。「ある日、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでおりました…」というような感じで、過去のことを振り返りながら話しているような文章になっているんです。

 

英文も同じで、「あのとき…」と振り返っているということは、つまりそれは全て過去のことを述べている英文なのです。

 

f:id:elle_1103:20201011080905j:plain

 

これまでのセンター試験でも、毎年のように物語調の長文問題が出題されていました。

 

これからの大学入学共通テストにおいても「ホームステイなどの個人の経験を述べる英文」が出題されることになっています。これももちろん過去の英文で書かれています。

 

また、英語検定の英作文ではあるテーマに対する自分の意見を書くように求められるのですが、その英作文に具体的に自分が体験したことを書きたいとき、もちろん過去の英文が作れなければ書けないですよね。

 

このように、現在の英文と同じくらい過去の英文は重要度が高いのです。

 

でもその分、読んだり書いたりできるようになると、英語が理解できたり英語を使って表現できたりする範囲が一気に広がりますよ!

 

では、過去の英文の作り方を見ていきましょう!

 

1  過去の英文の基本

 

f:id:elle_1103:20201003215434p:plain

 

過去の英文「〇〇は〜しました」は、動詞の形を過去形に変えるだけで完了です。

 

過去の英文といっても、基本の構造自体は現在の英文と全く同じです。

 

現在の英文のように、主語のあとは動詞を置くというルールは同じで、動詞の形を過去の形に変えてあげるだけで完成するのです。

 

f:id:elle_1103:20201011074047p:plain

 

現在の英文を作るとき、主語に置かれた名詞のグループや数に気をつけながら動詞の形を変えましたよね。

 

実は過去の英文では、主語をいっさい気にしなくて構いません!

 

どんな主語がきても、動詞を全て過去形にすればいいだけなのです。

 

主語に気をつけなくていいという点では、過去形の方が作り方はシンプルですね。

 

2  動詞を過去形に変化させるには

 

動詞を過去形に変化させる方法が2パターンあります。

 

まずは、下の図を見てください。

 

f:id:elle_1103:20201011074302j:plain

 

どちらに変化させるのかは動詞によって決まっています。

 

中学校1年生で出てくる簡単な英単語でも、単純に語尾にedをつけるだけのものもあれば、goのように形が丸ごと変わってしまう単語もあります。

 

どの動詞がどのパターンで変化するのかは、規則性などがあるわけではなく、それぞれの動詞によって決まっているので、これは少しずつでも覚えていく必要があります。

 

過去形の英文は、主語を気にしなくていい代わりに、動詞の変化に慣れるのが大変だったりします。

 

誰にとっても過去形を覚えるのは結構大変なことで、私自身もすんなり覚えられたわけではありませんでした。

 

ここで、私が動詞の過去形を覚えた時のポイントをお伝えします!

 

①  例外のものから先に覚える

 

edをつけて過去形にする動詞の方が圧倒的に数が多いので、形を変えて過去形を作る動詞は例外的な変化ということになりますよね。

 

edをつける動詞なのか形を変える動詞なのかをひとつひとつ覚えていくよりも、先に例外の動詞、つまり形を変えなければならない動詞を中心に覚えることにしました。

 

丸ごと変化が必要な動詞を先に覚えてしまえば、「それに該当しない動詞はedをつける」というような感じで変化させるものとedをつけるもので区別がつけられるようになるので、結構ラクに覚えることができました。

 

…と言っても、丸ごと変化する動詞も結構たくさんあるので、一気に覚えようとすると大変です。

 

簡単な動詞でよく出てくるものピックアップしてまとめていますので、まずはこれから覚えましょう。

 

f:id:elle_1103:20201011075737p:plain

 

 

②  正しい発音を確認する 

 

f:id:elle_1103:20201011081546j:plain

 

教科書の巻末付録に一覧表がついていると思いますが、その音声データがあればそれも必ず活用しましょう!

 

過去の動詞はリスニングやスピーキングでもよく使われますので、正しい発音が身についていない状態でスペルだけ覚えてもあまり意味がありません

 

正しく発音できるようにすることも大切です!

 

ネイティブスピーカーの発音を真似して、発音もきちんと身につけていきましょう!

 

③  ノートに書いてスペルを覚える

 

f:id:elle_1103:20201011081609j:plain

 

どのように動詞が変化するのかを覚えなくてはならないので、過去形の動詞のスペルを何度もノートに書いて覚えました。

 

このとき、必ず発音しながら書くようにしてくださいね!

 

ネイティブスピーカーの正しい音声を聴きながら、自分で発音を真似して、ノートに書く!

 

これが一番効果のある覚え方です!ぜひ試してみてくださいね!

 

 

 3  「〇〇は〜しました」の英文を作ってみよう

f:id:elle_1103:20201004082824p:plain


 では、実際に過去の英文を作ってみましょう。

 

今回も、手元に紙とペンを用意してくださいね。

 

① 「今朝、私は犬と一緒に公園を歩きました」

 

この日本語を英文に書き換えてみてください。

 

f:id:elle_1103:20201004073750p:plain

 

まずは語順を英語の順番に変えましょう。

 

最初に主語をおいて、その次に動詞を置くルールでしたね。

 

動詞が過去の形になっているか確認してくださいね。

 

f:id:elle_1103:20201011080144p:plain

 

「歩く」の動詞は英語でwalkです。

 

walkは語尾にedをつけて過去形に変えることができますので、動詞の形はwalkedとなります。

 

その後に「犬と一緒に」「公園を」「今朝」を並べて置くと完成です!

 

では、もう一問チャレンジしましょう!

 

②  「昨晩、父はビールを飲みました」

 

こちらの日本語を英文にしてみましょう。

 

f:id:elle_1103:20201004075942p:plain

 

動詞は「飲む」のdrinkを使いますが、drinkは形を変えて過去形を作る動詞です。

 

f:id:elle_1103:20201011080311p:plain

 

drink→drankになっているか確認してくださいね。

 

その後に「何を」飲んだかを表す「ビール」を続けます。

 

そして最後に「昨晩」を置いて完成です。

 

まとめ

f:id:elle_1103:20201011080400j:plain


 

いかがでしたか?

 

過去の英文は、主語によって動詞の形を変えるか変えないかを判断する必要はありませんが、一方で動詞を過去形に変化させることが必要です。

 

2パターンの過去形のどちらの形に変化させるのかは覚えるまでは大変だと思います。

 

しかし、教科書の本文や文法問題、長文問題、リスニングなど、本当にあらゆる場面で過去形の動詞に出会いますので、いったん覚えてしまうと、それから忘れる間もないくらい頻繁に目にするようになると思いますよ!

 

それほど過去形の動詞はよく英文に使われますので、使いこなせるようになれば、一気にあなた自身の英語の表現力もアップすること間違いなしです!