英語の勉強したくない!やる気が出ないときの効果的な対処法
こんにちは。現役英語教師のサーです。
英語でも他の教科でも共通して言えることですが、やる気が出ないときは誰にでもありますよね。
特に学生という立場なら毎日学校で授業を受けなければならず、勉強に対するモチベーションを保ち続けるのも一苦労だと思います。
中には目標を定めて、それに向かって懸命に勉強を続けている人もいますが、いったんその目標を達成してしまうと、燃え尽きたような感じになり、「次は何に向かって勉強すればいいんだろう?」という気持ちになって、勉強が手につかなくなってしまう場合もあります。
モチベーションが下がれば、どんどん進むべき道を見失ってしまい、元に戻ることが困難になってしまうことさえあります。
英語の勉強とは正直楽しいものではなく、地道に文法を学んだり、単語をひたすら暗記したりと、地味な作業をコツコツ続ける努力が必要です。
続けていくうちに、もちろん嫌になることもあるでしょう。
私自身も長年英語を勉強し、英語を使って仕事をしていますが、ずっと英語ばかりではつまらなく感じる時があり、やる気が途切れるときがたまにあります。
今回は、やる気を途切れさせず、モチベーションを保ち続ける方法をお伝えします。
1 最終目標+途中目標を設定をする
目標を持って物事に取り組んでいる人はたくさんいると思います。やる気を途切れさせないために、その目標設定をひと工夫してみましょう。
① 最終的目標を決める
まず最終的にたどり着きたいゴールを設定します。最終目標はそのときは実現が難しそうに思えるものでも構いません。
② 途中目標をいくつか作る
次に、その最終目標に至るまでの過程において、途中の目標をいくつか小刻みに設定しておきます。
途中目標を設定するコツは、その時の自分が頑張れば手が届きそうなレベルの目標にすると良いでしょう。そのような目標を小刻みに設定してください。
③ 目標を目に見える形で書き出す
最終目標と途中目標が決まったら、紙やノートに書き出しておいて、達成するごとにチェックをつけたりシールを貼ったりしていきましょう。
視覚的にも確認ができるので、やる気も湧いてきますね。
資格・検定試験を例に考えてみましょう。
例えば、英検3級しか持っていない高校2年生が「英検1級取得」を決心したとします。
高2でいきなり1級を受けても当然歯が立ちませんので、その目標に「大学卒業までに」と付け足して「大学卒業までに英検1級を取得する」という最終目標を作ります。
そして、次に途中目標に決めます。途中目標としては、まずは準2級が適切なレベルですね。
準2級を目の前の目標にして、合格を目指して頑張ります。
そして準2級に受かったとしても、それで満足はできません。
その子の最終目標は1級取得です。あくまでも、途中目標をクリアしただけの段階です。
次は、途中目標を2級に定めて、引き続き勉強を頑張っていきます。
このように、最終目標までの道のりは長く、いくつも途中目標をクリアしなければなりません。
しかし、目の前の目標に向かって努力を続け、ひとつひとつクリアしていけば、途中目標を達成するごとに達成感も得ることができ、さらにモチベーションが上がるというメリットもあります。
そして階段を登っていくようなイメージで着実に最終目標に近づくことができます。
2 英語力を生かして活躍している人に刺激を受ける
あなたの周りで英語を生かして活躍している人を見つけてみてください。
実際に近くにいるのであれば、ぜひ話を聞いてみましょう。その人がどうやって英語の勉強をしてきたのか、高校生くらいの頃は英語の何を重点的に頑張っていたのかなど、いろいろインタビューしてみると、モチベーションアップにつながるでしょう。
もし近くにいなければ、インターネット上で探してみてください。
最近はTwitterやInstagram、YouTubeなどで英語について発信している人も増えてきました。
特にTwitterで英語関連の発信をしている人は、「今日はこんな勉強をした」という報告をしていたり、やる気が出るような言葉をつぶやいてくれていたりします。
世の中には、大人になっても英語の勉強を続けている人や、英語を使って仕事をしている人がたくさんいます。
実際に会って話ができる間柄でなくても、その人たちが発信している内容を見るだけでもかなりの刺激を受けることができます。
「みんな頑張っているのだから、私も負けずにもっと頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。
3 英語や外国に関して憧れを感じるものを探す
私は海外旅行が趣味で、ヨーロッパの古い街並みをまわるのが特に大好きです。
しかし、私にとっては単なる観光旅行ではなく、それまで日本で勉強したことを試す機会でもあります。
「海外旅行に行ったときに英語力が落ちないように」ということを念頭において、勉強のモチベーションを保っています。
他にも海外ドラマを字幕なしで見たいという理由で英語の勉強を頑張っている人もいますし、
私の友人で「国際結婚がしたいから」と言って英語の猛勉強をしている子がいました。
何でも「好きなもの」や「憧れのもの」に対するエネルギーは測り知れないものがあります。
そのエネルギーが原動力になれば、モチベーションを途切れさせることなく英語の勉強も頑張ることができるでしょう。
4 しばらく英語の勉強から離れてみる
本当に英語が嫌で嫌で仕方がないときは、無理にやる気を出そうと思っても逆効果になってしまいます。
そんなときは、思い切って英語の勉強をやめてみましょう。
2〜3日勉強をせずに焦りを感じ始めたら、その焦りが原動力になってやる気が出てくる人もいますし、しばらく勉強しない期間が続くと逆に勉強したくなってくる人もいます。
いったんは離れてみるほうが、結果的に良いというケースもあります。
無理に勉強を続けて英語が嫌いになってしまわないように、自分自身の気持ちとよく向き合ってみることが大切です。
まとめ
やる気・モチベーションを保つためにひと工夫してみよう!
すでに目標を決めて勉強に取り組んでいる人も、目標設定の仕方を少し工夫するだけでモチベーションが保ちやすくなります。
さらに、原動力となるものを持っていると勉強を頑張るエネルギーも湧いてきます。
モチベーションを保つのは誰にとっても簡単なことではありません。
しかし、勉強を続けていくには避けて通れるものではありません。
やる気をうまくコントロールすることも、英語力アップの秘訣なのです。